八朔は旧暦の八月朔日(一日)を略して呼ばれ、この日には物品を贈答して日頃の感謝の気持ちを伝えたり、農家では米の豊作を祝う行事、また、子どもの成長を祝う行事など地域によって様々な行事が行われます。中でも鞆の浦に伝わる「八朔の馬出し」は全国的にみても極めて珍しく、子どもの誕生を祝って白い馬の模型をつくり、車輪のついた台に乗せ町中を引きまわす行事です。
江戸時代から続いたこの行事も残念なことに昭和初期には姿を消しましたが、22年前(2002年)地元の方々の協力により復活しました。当日は、風情豊かな町並みの中を、江戸時代~現代の大小様々な「八朔の馬」の行列がゆっくりと進み、鞆の浦をはじめ全国の子どもの健やかな成長を願います。
鞆の浦の象徴するこの馬出しへ、どうぞお出かけくださり、ご声援をお願いします。
【一般の方が引き馬を作られての参加も歓迎します。希望者は事務局(当館)へご連絡ください。】